グッチのスーツに身を包み、イタリア生まれや慶應義塾幼稚舎出身といった“金持ち”ぶりを打ち出したスタイルで鮮烈な印象を与えた、ラッパーのAmateras(27)。
華麗な経歴を誇り、ラッパーとしての活躍が期待されるものの、2018年に大麻取締法違反で逮捕された。
そんな彼に、白金台にある実家での暮らし、慶應義塾幼稚舎での日々、自分よりもはるかに金持ちだった学友たちなどについて、話を聞いた。(全3回の1回目/続きを読む)
◆◆◆
イタリア生まれ、白金台育ち
ーーイタリアで生まれたそうですね。
Amateras イタリアで生まれて、幼稚園に入る前に日本へ。両親は、僕が生まれてから「日本とイタリアのどっちで生活しようか」と考えていたようで。で、日本で勉強させたいということで、父親は仕事があるからイタリアに残って、母親と僕の2人で日本に帰ってきたんです。
中学生あたりまでは、父親に会いに年に2回か3回はイタリアへ行ってました。
ーーイタリアでの幼少期の記憶は、なにかありますか。
Amateras イタリア人の家に預けられていたのを憶えていますね。子供を預かってくれた、おばあさんとかおじいさんがいるんですよ。イタリア人のおばあさんの横で、アニメを見てたり。
預けられてないときは、家で留守番しながら映画やアニメを見ながら過ごしてましたね。親が放任主義っていうわけじゃなく、周囲にアジア人の子供がいなかったので1人で過ごすことも多かったです。
ーー兄弟はいらっしゃるんですか。
Amateras いないです。父親、母親、僕の3人家族です。
ーーお父さんは、イタリアでどんな仕事を?
Amateras 公認会計の会社をやっていて、イタリアの企業を相手に仕事をしています。母は大学の先生ですね。
ーー小学校から慶應ですが、幼稚園はどちらに。
Amateras 大和郷幼稚園です。イタリアから日本に戻って、本駒込に住んでいたので、近くにある大和郷幼稚園に。それで、小学校が慶應幼稚舎で広尾になるので、「通いやすいところに」ってことで白金台のマンションに引っ越したんです。