7月 グランドプリンスホテル大阪ベイ(大阪市住之江区)
https://www.princehotels.co.jp/osakabay/
以前ここにあったハイアットリージェンシーはかなり利用してきたが、リブランドを経てもダイナミックな贅を尽くした趣は健在。客室も余裕を感じるが、個人的なツボはなんといってもずっと変わらない“フェリーさんふらわあビュー”だ。旅の醍醐味を感じられる。
どでかい円形ダイニングテーブルを見た瞬間、ルームサービスを頼みたくなった。てんこもりのフライドポテトはハイアットリージェンシーを思い出す。ついカレーをオーダーしてしまうのはホテルカレーへの信頼の証か。こちらで秀逸だったのが、カジキマグロのインボルティーニ。真夏に嬉しい酸味あるトマトベースのソースは、フレグラで味わいがさらに広がる。
7月 ホテルニューアカオ(静岡県熱海市)
ホテルニューアカオは昭和48年に開業した熱海を代表するグランドホテル。新婚旅行や社員旅行でも賑わいを見せたが、自然災害、コロナ禍等の影響で2020年末には負債が約100億円となり2021年に営業を終了。2023年7月、マイステイズ・ホテル・マネジメントの手により営業再開。創業当時のホテルの名称がそのまま引き継がれた。
豪華絢爛な雰囲気や印象的なロゴもそのままで、写真映えするスポットも多々あり、SNSでは昭和レトロな写真が多く投稿されている。岸壁に建つ相模灘を望む絶景は健在だ。ディナーは「日本料理舞扇」がおすすめ。揚げた丸茄子の中には宝物がたっぷり詰まっていて、〆はうなぎ飯というかなり嬉しいサプライズだった。