ーーそれまでアイドルでしたが、インフルエンサーとして食べられると思ったのはいつ頃だったんですか。
なな茶 2021年の8月頃ですね。電子タバコの案件をもらって、私はタバコは吸わないんですけどタバコと写真を撮るだけで10万円くらいになったんです。「こんな楽な商売があるんだ」って感動しちゃって。
その頃もまだ週3~4でロッテリアでバイトをしていたんですけど「バイトよりPRや広告の仕事の方が芸能寄りでいいな」と思って、思い切ってバイトを辞めてTikTok一本にしたんです。すると最初の1か月は仕事がなくて不安だったんですが、そこからはちょこちょこと案件が入るようになりました。
そういう仕事自体はDMでやり取りするんですけど、交渉とかも自分でするんです。PLCを辞めた後にエイベックスに入ったんですが、結局9割は自分で取ってきた仕事だったので、もういいかなと辞めました。
観光大使になるために市役所で2度のプレゼン
ーー2023年10月31日には地元浜松の観光大使に就任しました。観光大使になるのが夢だったそうですね。
なな茶 私は今、浜松に住民票を置いているんです。浜松に税金を納めたくって。そういう話をしている時に、子供のころの貧乏だった時、父子手当だったり浜松市が助けてくれたことを知ったんです。
「税金を収めるだけじゃダメだ。もっと浜松のために何かしたい」と思って、資料を作って観光大使になるためのプレゼンをしに市役所に行きました。
ーー観光大使になるためプレゼンする人、初めて知りました。
なな茶 市役所でプレゼンしたんですが、あまり感触がよくなくて。お父さんに「もう一度プレゼンしに行きたい」と言って、2度目のプレゼンもしました。
正直インフルエンサーって受けが悪いと思うんですよ。観光大使になっている人もどこかの社長さんとか、あとは「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子ちゃんとか有名人で。正直厳しいと思うって言われたんですけど、受かることが出来ました。