フランスで徴兵が復活するといわれている。
《マクロン仏大統領、徴兵復活へ意欲 若者に1カ月義務付けか》(産経2018/1/22)
《マクロン仏大統領、短期間の兵役義務化めざす考え》(日経2018/1/20)
《徴兵制復活へ 1カ月間、危機意識高める狙いか》(毎日2018/1/20)
ざっとネット検索してみると、日本のマスメディアの記事では、こんな見出しが並んでいた。
ところが、マクロン大統領は、1月30日の公務員ならびに各界人材への新年の挨拶で、「兵役を復活させるのではない」と明言している。
どうしてこのような相違が生まれたのだろうか?
カギになる記事がフランスの週刊誌「ル・ポワン」に掲載されていた。
「昨年(2017年)3月18日、大統領選挙の真っ最中、エマニュエル・マクロン候補は、あまりにも拙速にすべての観点から非現実的な『service militaire universel』の設置を喚起した。この考えはその後葬り去られ、大統領は最近では『service national universel』としか言わなくなった」(2018年1月25日)