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「婚活1000本ノック」の福田麻貴(35)をバッシングする女性視聴者たちのリアルすぎる心情「深キョンみたいな美人がやれば」「岡田将生の顔がチラつく…」

「婚活1000本ノック」の福田麻貴(35)をバッシングする女性視聴者たちのリアルすぎる心情「深キョンみたいな美人がやれば」「岡田将生の顔がチラつく…」

2024/02/14
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女性の心をざわつかせる「普通っぽいのに仕事も恋愛もうまくいってる」タイプ

 恵まれた容姿なのに恋愛に無頓着で、媚びがなく大雑把というのは、女性が好む女性の定番である。少女漫画の主人公には特に多く、『ちはやふる』の主人公・千早のように「残念女子」と言われるタイプだ。現実世界でも、「1000年に1人の美少女なのに大酒飲み」の橋本環奈などはその最たる例だ。

 そして逆に女性たちの心をざわつかせるのが、「普通っぽいのに、仕事も恋愛もなんかうまくいってる」タイプなのだ。身の回りでも、ノーマークだったのに気づいたら公私ともに驚くほどの「リア充」だった……という人に出会った経験をした人は多いのではないだろうか。

 福田は芸人としても尖っているというよりはむしろ常識派で、それでもレギュラー出演番組は多数あり、ドラマ主演もし、しかも岡田将生とも仲が良い。もしかして……? という疑念を抱かせてしまう福田麻貴の存在そのものが、フィクションを超えてあまりにも生々しくリアルなのだ。

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福田麻貴 公式サイトより

 とにかく『婚活1000本ノック』への福田のキャスティングは驚くほど絶妙で、共感する視聴者やバッシングする視聴者の存在も含めて、ドラマの内と外の二重構造でリアルな「あるある」を楽しめる作品となっている。

 ちなみに原作小説は刊行当初は著者によれば「全く、ちっとも、死ぬほど、びた一文、売れなかった」ということで、2021年にタイトルと内容を大幅に変え、『結婚のためなら死んでもいい』として文庫化。今回ドラマ化が決まって急遽新装版の文庫も刊行されたという不死鳥のような経緯がある。

 そのため2014年版の「婚活1000本ノック」とドラマはクソ男の設定や婚活の手法をはじめ細かなところでいろいろ異なり、当時アラサーだった著者は40代になり「もう他人の容姿をあげつらったりひどいあだ名をつけたりもしていないし、将来を悲観してめそめそしたりもしておらず、自分一人のための老後資金をコツコツためながら(以下略)」と時代の変化についても自覚的だ。

 ぜひ一度、リアルすぎる福田麻貴の演技を見てどう感じるかを確かめてほしい。

「婚活1000本ノック」の福田麻貴(35)をバッシングする女性視聴者たちのリアルすぎる心情「深キョンみたいな美人がやれば」「岡田将生の顔がチラつく…」

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