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また少し手間はかかりますが、蛍光灯を白色系から暖色系に変える方法もあります。

ただし、このやり方だと夕方以降のリラックスや睡眠の質を上げるのには有効ですが、日中の作業の集中力が落ちたり、違和感を持ったりする場合があります。

寝室だけならおすすめですが、仕事や勉強もする部屋であれば、次の「本気コース」で出てくる「照明自体を変える方法」をおすすめします。

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調光調色機能のある照明器具がおすすめ

本気コースでまずおすすめしたいのが、高性能な天井照明です。高性能といっても今ではスタンダードになっている調光調色機能がついている照明です。

以前は数万円出さないと買えませんでしたが、今では一流ブランドでも1万円程度、コスパの良いアイリスオーヤマなどのブランドだと3000円代から購入が可能です。

さらに余裕がある方には、時間によって照明の色や強さを自動で設定できるタイプをおすすめします。このタイプは朝は光目覚ましとして使えるだけでなく、まったく操作をせずに、日中は集中モードの光、夕方から少しずつ暖色にして光量を自然な感じで落としていけます。

次におすすめが高性能デスクライトです。目に優しく見やすいタイプのデスクライトです。まずは天井照明からですが、デスクライトも勉強や本を読まれる方だと、睡眠が改善される実感を覚える方も多いのでおすすめです。

最後は間接照明でも「自然な揺らぎがあるタイプ」の導入です。焚(た)き火やキャンドルの炎の揺らぎにはリラックス効果があることが分かっていますが、寝室で火を使うのは火災の危険が伴います。

そこで登場するのが、自然な揺らぎを表現できる間接照明です。バルミューダや無印良品のLEDランタンが有名です。

有名人愛用マットレス=自分にも合うマットレスとは限らない

50代が睡眠環境を変えて2番目に改善効果を感じるのは「マットレス」の改善です。

実は私は睡眠改善にお金をたくさんかけることを推奨するタイプではありません。30代より若い方はマットレスを変えても、改善効果があまり得られないというデータもあるので、ほとんど推奨することはありません。