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ぽんぽん BIGはコンピューターが試合結果をランダムに選択してくれるので、自分で予想する必要がなくて楽だからです。当時はJリーグだけが対象でしたが、1等当せんのためには指定された14試合の勝敗を全て的中させなければいけません。

ぽんぽんさんは「若い頃から家計簿をつけていたので、慎重なタイプ」と自己分析する ©文藝春秋/山元茂樹

当せんの秘訣は?

――どんな買い方をされていたのでしょうか。

ぽんぽん 楽天totoの「おまかせBIG」で、「10口3000円を週1回」という設定で自動購入していました。月4回で1万2000円ですから、払えなくはない金額でした。実は5口に減らしましたけど、いまも買っています。まぁ当たらないだろうなと思いながら、恩返しみたいなつもりで。また当たったら、人生の運を使い切っちゃいますね(笑)。

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――当せんの秘訣、なんてないですよね?

ぽんぽん BIGの当せん確率は480万分の1らしいのですが、それは全14試合が成立した場合です。くじが成立するのに必要な試合数は10で、中止になった試合は的中とカウントされます。つまり中止になる試合が多いほど、当たる確率は上がります。4試合が中止になれば、10試合の的中でいいわけです。

――では、梅雨どきや台風シーズンが狙い目?

ぽんぽん かもしれないです。天気が悪くて試合が没収になりそうだなと思ったら、ちょっと多めに購入するという手もありますね。僕は、そうやって当てたわけではないのですが。

「大金には違いありませんが…」

――当せんがわかったときは、どんなお気持ちでしたか。

ぽんぽん 自動引き落としなので、買っていることも忘れているくらいでした。ある日、トイレに入っているときに、銀行から「大金が入金されました」と電話がかかってきたんです。あとで口座を確認したら、4万6500円だった残高が6億4万6500円になっていました。通常の当せんは1等最高3億円ですが、キャリーオーバーがついていて最高額の6億円だったんです。

 確かに大金には違いありませんけど、調子に乗って散財すれば簡単になくなってしまう金額です。だって30歳から残り50年生きるとしたら、年間1200万円。1日に使える額は3万円ですよ。遊んで暮らせるほどではありません。