〈あらすじ〉
真夜中に呼び出しを受けた精神科医のデッカー(ジョージョー・T・ギッブス)は、負傷した女装の被疑者ダグラス(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)と拘置所で面談する。その男、通称「ドッグマン」は、人間よりも犬を愛していると言い、自身の生い立ちを語り始める。
少年時代は、闘犬を生業にしていた父親の暴力に晒された。犬小屋に数年間監禁され、父が放った銃弾で脊髄を損傷し、歩行不能になってしまった。養護施設で人生を再始動させたが、社会はあまりにも厳しかった。人生に絶望したダグラスは、どんなときも愛してくれた犬たちと共に、犯罪に手を染めていく。
〈解説〉
『ANNA/アナ』に続くリュック・ベッソンの脚本・監督作。アメリカを舞台に、犬を愛するダークヒーローの半生を描くバイオレンス・アクション。114分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★★妖気ただよう映画。犬小屋で育てられた女装男とギャングとの闘い。強引な血みどろ映画だが、おかしみとせつなさも。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆化学調味料濫用のファストフードと、笑って許したくなる荒唐無稽が同居。ほだされる点もあるが、撮り方がはしたない。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆虐待の恐怖がリアルで、展開や結末に納得がいかなくても涙腺が緩む。彼らの忠実な眼差しに合掌せずにはいられない。
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森直人(映画評論家)
★★★☆☆鮮烈な箇所も多いが演出の密度不足で爆発し切らずもどかしい。『ニトラム/NITRAM』に続くケイレブの怪演には拍手。
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洞口依子(女優)
★★★★☆犬と女装とシェイクスピアを愛する事。愛を知り、愛する人へ愛捧げる瞬間が泣ける。ケイレブ最高!このベッソン好き!
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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DOGMAN ドッグマン(仏)
3月8日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
https://klockworx-v.com/dogman/