〈あらすじ〉

 ミシェル(エマ・ロバーツ)は同棲中のアレン(ルーク・ブレイシー)との結婚を望んでいるが、彼の態度は煮えきらない。お互いの気持ちを見直すため、彼らは双方の両親を交えたディナーを開催することにする。

 実はその前夜、ミシェルの父ハワード(リチャード・ギア)は、アレンの母モニカ(スーザン・サランドン)との不倫関係を清算。一方、ミシェルの母グレース(ダイアン・キートン)と、アレンの父サム(ウィリアム・H・メイシー)は運命的な一夜を過ごしていたのだった――。

〈解説〉

 3組のカップルが、それぞれの愛と幸せを探して揺れ動き駆け引きを繰り広げるロマンティック・コメディ。脚本・監督は、脚本家やプロデューサーとして、テレビドラマを手掛けてきたマイケル・ジェイコブス。95分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆懐しのスターたち。その中では地味めのウィリアム・H・メイシーの話が芯になっているのが嬉しい。終始、明快な映像。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆団塊の生き残りが狎れ合って、ゆるい芝居の見本市か。TVドラマの枠内に安住するばかりで、興味深い登場人物は皆無。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆他人事だと大笑い。少しでも重なる記憶があればハートに刺さる。辛辣な台詞がちりばめられて気分転換にはもってこい。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆オールドファッションな都会派コメディの形式で老いの主題も軽やかに扱う。配役も素敵。鋭くはないが全てが悪くない。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆豪華なだけでなく観る価値のあるキャスティングに恵まれている。だけど、脚本に雑味感じる。C級W・アレンみたい。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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アバウト・ライフ 幸せの選択(米)
3月8日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
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