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まずは地下のホームから地上に出る

 地下のホームから改札口を抜けて地上に出る。つくばの町は、まるでよくできた“人工的な都市”である。駅の真上の交差点には、東西まっすぐに幅の広い大通りが通り、その周囲には整然と町が形作られている。

 

 駅前(というよりは駅の上)の一角にはバスターミナルやタクシーのりば。バスターミナルの周りを歩いていたら、東京に向かう高速バスののりばもあった。

 つくばエクスプレスが通っていて45分で結んでいるのに、その上に高速バスまで走っている。普通ならば食い合ってしまいそうなところ、鉄道とバスが成り立っているあたりはつくばという都市の大きさがうかがえる。

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 バスターミナルのさらに周囲には、大きな商業施設が取り囲む。東京でもどこでもおなじみのチェーン系の店舗がひと揃い入っているような商業施設で、飲食店やフードコートは結構なお客で賑わっていた。お昼過ぎ、ラーメンでも食べようかと商業施設のラーメン店に向かったが、店の外にも待っている人がいたので諦めたくらいだ。商業施設の中にはモンベルやコロンビアといったアウトドア系のショップが入っていたのは、筑波山麓の町でもあるからだろうか。

駅の南側を歩くと、なんだか“近未来”の気配が…

 もう少し駅の周りを歩く。中央通りと名付けられた東西の大通り沿いには、ホテルから駐車場、大きな公園などなどがずらり。通りを跨ぐ陸橋があちこちにかかっていて、ひと昔前なら近未来都市といった趣だ。

 中央通りから南に入って商業施設の間を抜けてゆくと、つくばセンタービルという立派なビル。その向こうには土浦学園線と名付けられた、これまた立派な大通りが東西に通っている。

 こちらにも、金融機関をはじめとしたオフィスビルが並び、遠くには真新しいマンションの類いもあるようだ。タワマンというわけではないが、全体的にでっかいマンション。かなりたくさんの人が住んでいるのだろう。

 

 反対に、中央通りの北側には「つくば市中央公園」という立派な公園が広がる。その中を歩いて行くと、H-Ⅱロケットの大きな模型が見えてきた。