1ページ目から読む
2/4ページ目

頭でっかちになりがちなんで

――『グランメゾン』から5年が経って、俳優としてのこの5年をどう振り返りますか?

「いや、でも5年ですからね。そんな長くもないですし。1つ1つ頑張るしかないなと思いながら。だから本当に僕は毎回反省しかないので」

――反省をノートに書いたりしてるんですか?

ADVERTISEMENT

「一つ一つメモしたりとか。サウナに行って毎回自分を見つめ直してます」

撮影前の真剣な表情(ドラマのSNSより)

――三浦さん、真面目ですよね。

「そうですね。真面目ってよく言われます。だからちょっと頭でっかちになりがちなので、 それは本当に気を付けなきゃいけないと。今の自分の課題じゃないですけど、もうちょっと良い意味で適当にやりたいなっていうところでもありますね」

一番自分の中で、何かが変わった瞬間

――この5年で、その作品が一番印象に残っていますか?選ぶのは難しいと思いますが……

「一番は難しいですけど……やっぱり『彼女が好きなものは』という映画は、一番自分の中で、何かが変わった瞬間だったかなと思います。素敵な出会いもありましたし」

2021年の作品(『彼女が好きなものは』のSNSより)

――神尾楓珠さん、山田杏奈さんなど、共演は同世代の方が多い作品でした。

「そうですね。それまではレッスンがメインで、もちろん作品には出ていましたけど、芝居ってなんだろう、自分って何者なんだろうという思いがすごくあったんです。だけど、映画で一緒に共演した仲間や監督さんやスタッフさんの姿を見て、初めての映画で皆で一つの作品を作る心意気とかお芝居への向き合い方とかを学んだ機会だったと思います。一つ一つが勉強になりましたね。初めてオーディションで良い役をいただいた作品でもあったので、自分の中でも『やるぞ!』という気合も人一倍ありました」

神尾楓珠と共演(『彼女が好きなものは』のSNSより)

――映画は「○○組」みたいに、ワンチーム感が強いですよね。

「そうですね。なんか一つ、自分の中で俳優っていうのはこういうことなんだっていうのが実感できたというか。お客さんは、僕が芝居しているのを見たいということではなくて、作品の世界観を見たいんだということに気づけた作品ですね」