ミン代表の主張「HYBEはNewJeansをコピーした」
一方、HYBEの主張を受けたミン代表率いるADORは23日に声明文を発表。「HYBEに対して『ILLITがNewJeansをコピーした』という問題提起をしたら、解任しようとした」と主張した。
「HYBEのレーベルの一つであるBELIFT LABは今年3月、5人組のガールズグループ『ILLIT』をデビューさせました。ILLITのティーザー写真が発表された後、『NewJeansだと勘違いした』という反応がインターネット上にあふれました。
ILLITはヘア、メイク、衣装、振り付け、写真、映像、イベント出演などすべての活動領域でNewJeansをコピーしています。ILLITは、『ミン・ヒジン風』『ミン・ヒジン流』『NewJeansの亜流』などと評されています。実に恥ずかしいことです。
ADORはすでにHYBEやBELIFT LABに今回のコピー問題はもちろん、これを含めてHYBEがNewJeansに対して取ってきた一連の(剽窃)行動に関して公式的な問題提起をしました。しかし、HYBEとBELIFT LABは過ちを認めず、言い訳するばかりで、具体的な返事をせずに時間を稼いでいました。同時にメディアには、ミン代表が『(HYBEの)経営権奪取を試みた』などと、とんでもない内容のメディアプレーを試みています」(4月23日にADOR側が発表した公式見解より和訳)
韓国の某ネットメディアの芸能専門記者は、今回の事態に至るまでの背景について次のように説明する。
かねてから2人は衝突していた
「現在44歳のミン代表は、2002年に韓国の老舗芸能事務所であるSMエンターテインメントに入社。少女時代とf(x)、Red Velvet、SHINeeなど数多くのアーティストのアートディレクションを担当して大きな成功を収め、2017年には取締役へと昇進した伝説的な人物です。
2019年、HYBE(当時の名称はBig Hit エンターテインメント)のパン会長は、当時のCEOよりも高い年俸を提示するなど最高の待遇で彼女をCBO(最高ブランド責任者)に迎え入れたことが話題になりました。
ただ、天才的なクリエイターであるミン代表は自分のクリエイティブへのプライドやエゴが強い人物としても知られています。業界では『パン会長とミン代表は頻繁に衝突している』という噂が出回っていました」