〈あらすじ〉

 1976年のジャマイカは、二大政党の対立で政情不安が続いていた。国民的アーティストのボブ・マーリー(キングズリー・ベン=アディル)は、政治闘争に巻き込まれて銃撃を受ける。2日後、ボブは平和を願う無料コンサートに怪我をおして出演するが、政情は変わらなかった。身の安全を守るために、音楽仲間と共にロンドンに逃れ、後に名盤となるアルバム『エクソダス』を制作。欧州ツアーを成功させる。

 1978年、世界的スターとなったボブは内戦寸前の母国に凱旋帰国することに――。

〈解説〉

 ジャマイカの伝説的なレゲエ・アーティストの伝記映画。妻リタとの関係や名曲が誕生する瞬間が描かれる。監督・脚本は『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーン。107分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ただもう、懐かしく楽しく観た。私生活部分は抑えぎみで、ライブの描写が多いのがありがたい。主演俳優も気に入った。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆エッジに欠ける伝記映画だが、サウンドトラックに助けられた。民衆の英雄という面以外に切り込む工夫が欲しかった。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆あの環境から生まれた楽曲だったとは。政治を刺激するつもりもなく愛を歌ったのに猛烈な反応が世界中に。見応え有り。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆美しき神話の強化に集中した綺麗な肖像画。公式の伝記映画らしい仕上がりで、エントリーモデルには向いているかも。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆彼のラスタファリアンの信念の物語。ゲバラに匹敵するその伝承の重要性がボブ・マーリーを知らない人へどう伝わるか。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2024 PARAMOUNT PICTURES
配給:東和ピクチャーズ
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(米)
5月17日(金)より全国公開
https://bobmarley-onelove.jp/