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「大学三年生のときだったと思うけど、友達と歌舞伎町で飲んでたら、男の子二人組に声を掛けられたんです。『飲もうよ』って誘われて、その夜は一緒に飲んで、楽しかったからアドレス交換をしたんです。後日、そのうちの一人と連絡を取ったら『実は俺、ホストやってんだよね』って。何度か、普通にデートしたんだけど、あるとき『仕事に行かないといけないけど、まだ一緒にいたい。お金は俺が出すから、ちょっと店に来て』って誘われて行って、それでホスクラの楽しさを知ってしまったんです」

彼の子を妊娠したけれど…

 ところが三か月ほど彼との関係が続いたところで、結衣の妊娠が判明する。もちろん彼の子どもだ。男性側は産むことを願ったが、結衣は無理だと判断。堕胎するために、一緒に病院に行くことになったものの、待ち合わせの場所でいくら待っていても来ない。堕胎には同意書が必要だったので、男性の家まで迎えに行こうとしたところで、見知らぬ女性と自転車の二人乗りをしている姿を発見。向こうは結衣の存在に気付いたものの、そのまま無視して走り去っていってしまったという。

写真はイメージ ©getty

「驚きすぎて何もできなくなって。自殺しようかと思って、友達に『今から電車に飛び込むから』って言ったら、『私、これからバイトだから、やめてくれ』って(笑い)。それじゃあっていうんで、彼のお店に行って、連絡取れるかって聞いたら、『連絡が取れない、店を飛んだ(※申し伝えることなく、突然辞めること)』と。しぶしぶ仲のいい男友達に事情を話して、同意書を書いてもらって、堕ろしました」

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