月刊「文藝春秋」で連載中のタイタン社長・太田光代氏による手記「お笑い社長繫盛記」。6月10日発売号に掲載される最新回「芸人トラブルこそ社長の出番」では、4月下旬に世間を騒がせたM-1王者・ウエストランドの河本太(40)によるタクシー運転手との“泥酔トラブル”の一部始終が明かされている。夫である爆笑問題・太田光も巻き込んだトラブル対応の模様について、光代氏が率直に語った。

太田光代氏 ©文藝春秋

深夜にウエストランドのマネージャーから連絡が

〈タイタン所属のウエストランドのマネージャーから、私の携帯に電話がかかってきたのは、4月20日土曜日の午後11時過ぎのことでした〉

 深夜に突如鳴ったウエストランドのマネージャーからの第一報は「河本が警察にいる」ことを伝えるものだった。光代氏は胸騒ぎとともに自宅で続報を待っていたという。

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〈しばらくすると、マネージャーからショートメールが次々と送られてきました。警察署に着いたようです。

 《かなり酩酊していて何を言っているかよく分かりません》

 《河本の歯が折れていて、口から血が流れています》〉

ウエストランドの井口(左)と河本(右)©タイタン 

タクシーの運転手と“流血沙汰”に

 河本は地元・岡山の友人と食事をして別れた後、乗車エリアではない場所でタクシーを止めようとしたが、タクシー側はルールに則って乗車させなかった。 

〈けれど酩酊していた河本は“乗車拒否”をされたと勘違いしたのです。怒りを抑えられず、走り去ろうとしたタクシーの車体後部を蹴ってしまいました〉