〈あらすじ〉
大学の環境NGOに入っているソチ(アリエラ・ベアラー)は、石油精製所に近い有害物質汚染地域の異常な熱波が原因で母親を喪った。ソチは環境破壊を止める過激な活動のために仲間を集め始める。工場による環境汚染で急性骨髄性白血病を患うテオ(サッシャ・レイン)とその恋人アリーシャ、環境ドキュメンタリー制作に関わるショーン、掘削業者に居留地を奪われたネイティブ・アメリカンのマイケル、石油パイプライン建設のために土地を奪われたドウェイン、エコテロリストのカップルの総勢8人は、テキサスで石油パイプラインの爆破を計画する。
〈解説〉
環境破壊に人生を狂わされた若者たちの、命懸けの抗議活動を描く。Netflix映画『カムガール』の、ダニエル・ゴールドハーバー監督作。104分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★☆☆いかにもシリアスな音楽に始まり、ケンカ、破壊、爆発、重病、貧乏……。さすがにゲンナリ。雲ひとつない青空が救い。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆「見捨てられた土地」の錆びた荒廃はよく描けているが、話の展開が一本調子。登場人物の揺れも、もうひとひねり欲しい。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆快適な生活が自然災害を起したと伝える展開は物足りず。破壊行動にただ震え上がる。が、若者たちの怒りは理解できる。
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森直人(映画評論家)
★★★★☆Z世代版の若松プロか? 急進的な抗議活動をケイパー映画的に描く。テロリズムには慎重に批評的な距離を取っている。
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洞口依子(女優)
★★★★☆Z世代向けのエコ・スリラー。『オーシャンズ11』的映画として楽しめる仕掛けがいい。政治的メッセージの見事な翻案。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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