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フルカラーの原画を前に感動で泣きだす人も…『薬屋のひとりごと』×JR東海×奈良の異色コラボ、“毒見体験”の想像以上の難易度とは

フルカラーの原画を前に感動で泣きだす人も…『薬屋のひとりごと』×JR東海×奈良の異色コラボ、“毒見体験”の想像以上の難易度とは

スタンプラリーのボイスで猫猫が興奮

2024/06/22

genre : ライフ,

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 女性たちは2人とも正解だったようで、記念品の飴をもらっている。その後2人は、コラボを紹介するパネルに向けて記念撮影した。手には猫猫と壬氏のマスコット。この2人と日向夏さんのサインを入れた写真を撮ると、満足そうに帰って行った。

こちらは日向夏さんの色紙。お客様のマスコットに参加していただきました

 文春オンラインですと身分を明かして、女将さんとすこしお話しができた。ご主人の菊岡泰政さんも出てきてくれた。もともとJR東海の担当者が菊岡漢方薬局のファンで、ぜひ参加してほしいと誘われた。「薬屋のひとりごと」もそれがきっかけで知り、ファンがたくさん来店してくれて、と嬉しそうだった。

 そういえば、私は子どもの頃からアトピー性皮膚炎がひどくて、20歳を過ぎてから母が煎じてくれた漢方薬を飲み、半年で完治した。漢方はすごいですねと話が弾む。そして利き茶(毒味)の答えを聞いた。1つは当たり。1つは「絶対にこれではない」と思った方だった。難しい。当てた女性たちはすごい。

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帰りは近鉄特急「あをによし」で

 スタンプをすべて集めて、アニメイト奈良に立ち寄った。記念品のポストカードをいただく。ここにはコラボ商品がいくつかあって、春鹿醸造元で見かけた「駅長壬氏」と「猫猫」のアクリルスタンドも購入する。これから小説もコミックも読むつもりで、そうなるとますます「薬屋のひとりごと」が好きになるだろう。そのときこれを持っていなかったら絶対に後悔すると思った。これも「推し活」のひとつだ。

アニメイト奈良は「薬屋」の上にある
「薬屋のひとりごと」グッズであり「JR東海」グッズでもある。左上がスタンプラリー修了のご褒美のポストカード。裏にQRコードがあって、エピローグを聴ける

 もうすこし奈良に滞在したい気持ちがある。しかし、実は昨日、かなり歩き回って膝が怪しい。近鉄奈良駅に行き、近鉄アプリで特急を検索したら、なんと観光列車の「あをによし」に空席があった。