2024年6月18日、神奈川県海老名市の小田急海老名駅に隣接する「ロマンスカーミュージアム」内の「ビナキッチン」で「箱根そば」のファンイベント「第1回箱根そばフェス」が開催された。駅そばで同業の「しぶそば」が2022年にファンイベントを開催して話題となって以来、「箱根そば」でも是非イベントを開催して欲しいとの要望もあったという。
今回、取材し座談会に参加することができたので、どんなイベントだったのかを紹介し、どんな将来像を思い描いているのかを探ってみることにした。
今回、参加したファンは50名。参加者は駅そばファン、鉄道愛好家などに加え10代の学生、20代の女性グループや女性の単独参加者、30~40代前後のカップルなど多彩な世代が集合した。全体に若い参加者が多いことが印象的だった。
「箱根そば」は株式会社小田急レストランシステムが経営する主に小田急線沿線に42店舗を構える駅そばチェーン店である。昭和40(1965)年8月に 小田急新宿駅7番線ホームに開業した。新宿駅にある「箱根そば本陣」は1日2000人が押し寄せる人気店である。
今回のフェスのテーマは?
株式会社小田急レストランシステム取締役の清水一洋さんに話を聞くと、今回の「箱根そばフェス」のテーマは「箱根そばの未来に向けて~沿線ソウルフードのリレーション」だという。リレーションはお客様との結びつきの継続ということである。
イベント会場の「ビナキッチン」は駅前すぐ。小田急小田原線と駅を俯瞰できる好立地。18時30分に、清水一洋さんと開発・営業推進部の長谷川真也さんによる開催宣言でスタートした。代表取締役社長の深海尚さんから挨拶があり、参加者への感謝とともに、お客様の箱根そばへの愛に応えるため、これからも進化し続けるとの決意を語っていた。