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「K-POPとは親しくなれなかった」という大衆も…
NewJeansの曲は基本的にミニマルで自然だ。「Attention」で感じられるR&Bのムードと、「Hype Boy」のエレクトロポップ、「OMG」のジャジークラブ、「Ditto」や「Super Shy」のツーステップ、ガレージサウンドなど1980年代~90年代の音楽トレンドを積極的に取り入れ、誰もが違和感なく受け入れられるサウンドに仕上がっている。高低差の少ないメロディーラインと、印象的なサビのフレーズによる、耳馴染みのよさも特徴だろう。
「ポップミュージックは大好きだけど、K-POPとはなかなか親しくなれなかった」
そんな日本の大衆も、きっと彼女たちの楽曲には興味を持つはずだ。
■「新しいK-POP」を生み出した敏腕プロデューサー
さらに、 NewJeansの映像作品にはY2K(2000年代前後に流行したファッションやカルチャーのこと)を思わせるノスタルジックな質感がある。レトロなスタイリングと映像美によって、NewJeansがアイドルという遠い存在ではなく、「どこかで出会ったことのある少女たち」であるかのように錯覚する。
これは、NewJeansのすべてのコンセプトをプロデュースするミン・ヒジン氏の力量によるものだ。
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敏腕プロデューサーであるミン・ヒジン氏が仕掛けた“戦略”、そして、世界を魅了するメンバー5人の魅力とは……?