1ページ目から読む
4/4ページ目

「言い訳するから、裁判で白黒つけるしかない」

――地裁は音声などを踏まえ、市議の“恫喝発言”は認められなかったと。

「あの音声の前に、一方的に向こうが言ってるシーンがあったんです。5分か10分。(恫喝は)そこですよね。だって(証拠提出された)あのトーンだったら僕、何も思わないですよ。さすがに恫喝されたとか言わない。ただ、(市議は)『私の言葉足らずだった』と言い訳している。なぜ、そこを真実相当性として取り上げないのか」

――ポスター未払い訴訟については最高裁に上告したようだが、結果は?

ADVERTISEMENT

「まだ出ていない。僕としてはどうでもいいんですけどね。単に契約する際にミスがあったっていう。このミスはお互い様なんですけどね。向こうが公費負担の金額をわかってなかった。正直、向こうが非を認めて謝罪したら全部払ってあげようと思ってたんですよ。ただ、言い訳するから、裁判で白黒つけるしかない。

 別に払いたくないわけじゃないです。お世話になったのは事実なので。ただ、プロとして(金額の)確認をしなかったという事実がありますよねって言ったら、それを認めないんです」

7月7日、投開票日を迎え、記者会見する石丸氏 ©時事通信社

 好戦的スタイルの石丸氏だが、市長就任以降、自身に寄り添うパートナーはいないのか。

「この4年間は、彼女はいないですね。完全一人暮らしですよ。パートナーがいないからできること、出会う人っているじゃないですか。こういう感じでやってこれたのは、間違いなく独り身だからだと思います」

――都知事選の勝算は?

「一つ一つ手順を進めるごとに勝利の絵は、リアリティを帯びてきたように感じます。与野党ともにオワコンを温め直したってそれはオワコン。女性、女傑対決とかって古い。90年代のドラマとか、キムタクとか出てる感じですよ(笑)」

 若者たちのHEROになるのか、それとも――。

◆ ◆ ◆

 現在、「週刊文春電子版」では、都知事選の直前に行った石丸氏への40分にわたるインタビューの全文を配信している。石丸氏は、連続敗訴への受け止め、有名創業者との出会い、維新との関係、恋人の有無などを詳しく語っている。