広瀬すずさんから「私の叔母さんと付き合ってましたよ」と言われ…
――大人気のなかで、広瀬アリスさん、広瀬すずさんの叔母と交際を。
武田 高校3年生のときね。高3でサッカー部の活動が終わって、知り合いからその方を紹介されて「あ、素敵な人だな」って。で、1年ほどお付き合いさせていただいたのが広瀬さんの叔母だったんですよ。その方の名字が広瀬じゃなかったし、広瀬すずさんが静岡出身だなんて知らなかったからね。
全国高等学校サッカー選手権の解説をやったときに、広瀬すずさんとご一緒したら「私の叔母さんと付き合ってましたよ」って言われて「えー、そうだったの?」って。
――どんな雰囲気のお方で。
武田 めっちゃ、綺麗。それでいてチャーミングというね。静岡でも綺麗で有名な方でしたね。
大学に行かず、業団で働きながら選手として活動
――高校卒業後は、読売サッカークラブへ。
武田 有名私立大学から推薦の話もあったんですけどね。筑波大に行った井原(正巳)やゴン(中山雅史)ちゃんとか、当時は大学に入るのが当たり前だったんだけど、俺はひねくれてたというか、親父に似た勝負師的な気質ゆえにリスクを負うのが好きだったというかね。それで、みんなと逆の道を選んで、読売クラブに入ったんですよ。
――実業団ですから、働きながら選手として活動されていたと。
武田 静岡第一テレビの出向社員ということで、銀座にあった静岡第一の東京支社で働いてましたね。読売クラブは日本テレビ系列で、静岡第一テレビも日本テレビ系列で。静岡第一テレビの社長が、うちの子会社へ出向という形で働いて、サッカーをやりなよと言ってくれたんですよ。
9時に電車で銀座に着いたらマクドナルドで朝飯を食べて、9時半に出社して、11時半まで掛かってくる電話の応対をして、そのあと、広告代理店にスポット営業へ行って。で、ラモス(瑠偉)さんと一緒に小田急線でよみうりランドのグラウンドに向かって、14時ぐらいから練習してました。兄貴と一緒に6畳一間のアパートで暮らして、こたつに布団を敷いて寝て。そんな生活を18歳から3年続けて。
――ちなみに、お兄さんはサッカーを。
武田 兄貴は静岡県立浜松北高等学校に進んでサッカーをやってたんだけど、辞めちゃって。その後に大学に進んで、ちゃんとした会社に入って。今は奥さんと娘と3人で暮らしています。