文春オンライン

「背中に5人の子のタトゥーが入っています」闘うアームレスラー・山田よう子(48)が語る“シングルマザー生活のリアル”《バツ4の夫と2年半前に離婚して…》

山田よう子インタビュー#3

note

5人の子供が癒し、子供がいるから頑張れる

――シングルマザーでお子さん5人だとお世話が大変そうですね。

山田 全然。私は子供がいるから、今、頑張れているんです。料理は得意だし、趣味は掃除と洗濯です。子供はまだまだ全然ほしいですね。できれば三つ子。双子の時もお腹パンパンだったので、その上を行きたいです。常に挑戦ですね。ただ、誰かと恋愛するのは難しいかもしれません。子供以上に愛せる人は今後もう出てこないと思います。

――子育てを楽しんでいらっしゃるんですね。

ADVERTISEMENT

山田 私にとっては、子供が癒し。長男がちょっと大変な子で、見守りが必要なんですよ。私には妹がいるんですが、彼女が産んだ子供3人も保護が必要で、喋れないし、自分でお尻が拭けない。一番上の子は自分のことくらいはできますが、2番目と3番目は道路に走って行っちゃうので目が離せないんです。だから、うちの長男にも、妹の3人の子たちにも、寄り添っていきたいんですよね。妹も大変だと思うので、もし彼女に何かあれば命を懸ける覚悟で手助けできたらと思っています。

 

アームレスラーとして復帰、月に一回は護摩行

――子育てに邁進しながら、アームレスラーとしても復帰されています。

山田 2017年ですね。復帰戦の時はもう不安で、不安で――気分が落ちてしまった時、池口恵観先生に「あなたは私の娘だから、不安に思わなくても大丈夫」と声をかけて頂いて、頭をポンポンしてもらったのを覚えています。復帰戦には勝ちましたね。

――池口さんと出会われたのはいつですか。

山田 25年くらい前、当時仲良くしていた旭鷲山(きょくしゅうざん)に紹介してもらったんです。初めて会った時、恵観先生に私しか知らないことを言い当てられてびっくりして、あまりの怖さに抱きついちゃったんです(笑)。こんな方がいるんだと思ってハマってしまい、恵観先生が住職をしておられる江の島大師に通うようになりました。

本人提供

――江の島大師では何を?

山田 月に1回、江の島に行って、護摩行をするんです。護摩行はもう熱いどころじゃなくて、覚悟して行かないと死んじゃいますね。熱くても下がらず、逆に向かっていくんです。その火と戦っているんですよ。来るなら、来いよって。自分の気が充実している時は熱く感じないし、気が弱ってる時はめちゃくちゃ熱く感じます。

――試合の前にも護摩行をされるそうですね。

山田 恵観先生がユニフォームに阿字マークを付けてくれるんです。対戦相手に見えるように。それで、試合の順位を予想してくれますね。

関連記事