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名物は500円の「麻婆そば」酒もつまみも安すぎる、池袋の“行列のできるそば屋”は値段も経歴も破格だった《店主はフィリピンパブ出身》

8時間前

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梟小路の名物「麻婆蕎麦」が登場!

 続いて「麻婆蕎麦」と友人の「野菜天せいろ」が登場した。

 まず「麻婆蕎麦」のつゆをひとくち。かけつゆは鰹節系の出汁がしっかり利いた上質な味である。麻婆の餡は和風の返しをつかっているのだろう、それほど辛くはなくジンワリとつゆと蕎麦に馴染んでいる。

 友人の「野菜天せいろ」の天ぷらはピーマン、ナス、カボチャ、サツマイモ。すべて揚げ立てである。てんつゆも付く。蕎麦はコシもあり辛汁は丁度よい濃さである。

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「麻婆蕎麦」(500円)には海苔とねぎ
「野菜天せいろ」(600円)は天ぷら5種
別の日に食べた「カレーつけ蕎麦」(500円)

朝9時からは「朝ごはん定食」でスタート

「創作生蕎麦 梟小路」は朝9時にオープンする。11時までは「朝ごはん定食」(400円)のみの提供である。

 A定食はオムライスと小うどん、B定食は目玉焼き、ウインナー、小うどん、明太子又は納豆、ライスである。これが若い世代に人気で結構出るそうだ。池袋の若者の胃袋を支えているわけである。

 11時になれば「本日の日替わりセット」を求めて大勢が訪れる。中には店主と話している常連も多い。昼の繁忙期が終われば、居酒屋として利用するのもよいし、ゆっくりと蕎麦や定食どんぶりを食べるのもよい。

 メニューをみていると面白いことに気が付いた。蕎麦のトッピングをつまみや丼のアタマにしている。

 つまり、1つのメニューから横展開のメニューが作られているわけである。例えば「麻婆蕎麦」-「麻婆丼」、「ネギ煮豚蕎麦」-「冷しネギ煮豚ぶっかけ」といった具合である。

 お客さんのリクエストに応えて増えていったという。

9~11時までは「朝定食」(400円)のみの提供

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