単発のアルバイト仲介アプリ「Timee」を運営するタイミー。2018年にサービスを立ち上げたのは、当時、立教大学の学生だった小川嶺氏(27)。その手軽さがウケて着々と成長し、今年2月には利用者数が700万人を突破した。

 その勢いを駆って、東証グロースに上場を果たしたのは7月26日。初値で時価総額約1700億円超をつけ、今年最大規模の上場になった。

 市場の期待も高まる同社はいったいどんなサービスを提供しているのか。週刊文春女性記者(28)がガチで潜入してきた。

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 橋本環奈が「私、すっからかーん!」と財布をひっくり返し、その日の飲み代を稼ぎにバイトに走る。そんなCMが何となく心に残っていたバイトアプリ「Timee(以下、タイミー)」。

CMには橋本環奈が登場(タイミー公式HPより)

 正社員だった新聞記者を辞め、上京して文春に転職してから、この「すっからかーん」を思い出すことがなぜだか増えた。

 タイミーが扱うのは、スキマ時間でできる単発・短時間の「スポットバイト」だ。働きたい時間と場所にあわせてスマホで求人を探し、応募すれば即採用&即勤務できる。しかも報酬は最短10分後に振り込まれ、すぐに引き出しが可能。とにかく気楽に稼げること、それが一番のウリなのだ。

 タイミー潜入取材をすれば、記事も書けるし、バイト代も稼げて一石二鳥になるではないか! と気が付いたのは数カ月前。デスクにかけあうと、「やってみたら?」と、すぐにOKがでた。