「出るドラマにハズレなし」

 今ドラマ好きの間でそう囁かれるのが、元AKB48で女優の野呂佳代(40)だ。

 

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信頼のおけるバイプレイヤー

 現在放送中のドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)で、松本若菜演じる主人公の親友役を演じる。

『西園寺さんは家事をしない』では主人公の親友役(番組HPより)

「今年は大河ドラマ『光る君へ』や『アンメット』(フジテレビ系)、『エンジェルフライト』(プライムビデオ/NHK BS)に立て続けに出演。いずれの作品も話題作となっていることから、信頼のおけるバイプレイヤーとして注目が集まっている」(芸能記者)

今や名バイプレイヤー

 幼稚園の頃から女優に憧れ、『101回目のプロポーズ』(フジ系)の浅野温子のモノマネをしていた野呂は、女優への足掛かりとしてAKBのオーディションに応募。2006年、2期生としてAKBに加入した。

「当時22歳とアイドルとしては高齢だったが、秋元康が『痩せて綺麗になっていく過程を見せたら面白い』と推して合格。歌とダンスが飛びぬけて上手く、“お笑いポジション”もこなせる存在だった」(同前)

「全力でやれよ、バカ!」

 SDN48への移籍を経て12年に卒業したが、現実は厳しかった。同期が女優として売れていく一方、野呂が呼ばれる仕事は、ダイエット企画かパチンコ番組ばかり。そんな状況を変えるきっかけとなったのが、有吉弘行の言葉だった。

「腐りきって世間に腹を立ててた頃、『ロンドンハーツ』の企画で有吉(弘行)さんに現状を愚痴ったらガッツリ叱られて。その時はフテくされていたけれど(笑)、有吉さんの『全力でやれよ、バカ!』という言葉が実は効いていたんですよね。“そうだ、全力でやった後に結果がついてくるんだ”と改めて感じて、頂いた仕事は何でも全力でやるようになりました」(『anan』2024年4月24日号)