『週刊文春』2024年9月12日号で、巻頭カラーグラビア「原色美女図鑑」に初登場を果たした香音。放送中の主演ドラマ『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』では、不倫された妻の魂が夫の愛人の体に宿るという難役に挑んでいる。

「父・野々村真の名前に頼らず、女優として独り立ちしたい」と語る彼女の“今”に迫った。(全2回の前編/続きを読む

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11年ぶりに『週刊文春』登場

――実は香音さん、12歳の時にも『週刊文春』に登場してくださっていました。このモノクログラビア、覚えていらっしゃいますか?

©浅田政志

 わーっ、ドラム叩いてる! 自宅の地下にあるスタジオで撮ってもらいました。この時は「子役特集」だったんですね。確かに、子どもちゃんって感じ(笑)。すごいショートパンツだし、元気いっぱい。モノクロ写真なのに「カラフルな服着てるんだな」ってわかりますね。

――今や23歳、「原色美女図鑑」初登場です。

 今日もドラムスティックを持ってくればよかったかな(笑)。「原色美女図鑑」は名だたる女優さんが出演している憧れのページなので、お話をいただいてすごく嬉しかったです。撮影もちょっとラグジュアリーな世界観で新鮮でした。

――小学5年生の時からずっとモデルとしても活躍されています。

 いつも心に置いているのは「お洋服の雰囲気に似合う女性」になることです。撮影中、楽しくて素で笑っちゃうこともたくさんあるんですけど、お洋服やスタジオの世界にいかに溶け込んでいくかを考えるのが好きですね。例えばかっちりしたデザインを身に纏うと「芯のある強い女性に変身したい」と自然に背筋が伸びます。

――今日は3着のワンピース姿を披露していただきましたが、それぞれどんな女性をイメージされましたか?

事務所提供

 最初の黄色い衣装は“ナチュラルな香音”かな。私、あまり落ち込まないタイプで、だいたいいつも笑顔なんです。「私が元気でいることで、周りの皆さんにも明るくなってほしいな」と思いながら毎日過ごしているので。

 ビタミンカラーの黄色は、そんな私の内面にリンクするというか、すごくしっくりきました。素材もふわふわっと柔らかくて、とってもリラックスできた一着でした。