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「手段」じゃなくて「目的」…グラビアアイドルになった理由

――お子さんを持つと決めた段階で、キャリアにひと区切りをつけようということだったんですね。

倉持 そもそも、結婚してからはそんなにグラビアのお仕事はしてなかったんです。夫がプロゲーマーということもあって、ゲーム関係のお仕事が多くなっていました。

――結婚を機にグラビアからは卒業しようと思われていた?

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倉持 でも、「卒業」とはあまり言いたくなかったんですよね。卒業と言うと、嫌々やってたのかなって思われるかなと。でも、私は本当にグラビアがずっと好きで、グラビアに生きてグラビアに死にたいと思ってるんですよ。

 

――「グラビアに生きてグラビアに死ぬ」、カッコいいです。

倉持 グラビアアイドルって、だいたいがタレントとか女優へのステップアップの手段なんですけど、私はグラビアアイドルになりたいと思ってこの世界に入ってるんで、「手段」じゃなくて「目的」なんですよね。

 それで、長年の目標だった『週刊プレイボーイ』の表紙にも出られたので、グラビアをやりきったと思って結婚したんです。

コンプレックスだった巨尻を武器するようになって…

――「尻職人」と名乗っているとおり、倉持さんはお尻を強みにされていましたが、そのきっかけは?

倉持 元々は巨尻がコンプレックスで、サイズも逆サバ読んでたくらいお尻は出したくなかったんですけど、とにかく全然売れなかったんです! メディアに出始めるまで9年くらい下積みしてました。

 そんなときにカメラマンさんから、「もっちーはその大きなお尻を武器にした方がいい。出さなかったらただの“無駄尻(むだじり)”だよ!」と言われて(笑)。その言葉に衝撃を受けて、じゃあこのコンプレックスの尻を武器にしようと思って、前面に出した活動を始めたんです。

お尻を武器にした倉持由香さんのグラビア(倉持由香さんのInstagramより)

――おのずと人よりお尻を出す時間が多かったと思いますが、外気にさらすことで思わぬ影響などはありましたか。

倉持 外気の影響は特になかったですけど、腰痛がひどかったですね。

――撮影時のポーズの問題で?

倉持 そうです。顔とお尻を同じ方向に向けるんですよ。レンズの方向にグイッて感じで。それを長期間続けていたらヘルニア一歩手前みたいになっちゃって。ギックリ腰も一時期繰り返してました。

 あと、長年腰を酷使していたからか、妊娠中は座骨神経痛になっちゃったんですよ。こうならないように、若いグラドルたちにはちゃんと定期的に接骨院などでメンテナンスしてほしいですね。

――お尻のコンディションを整える作法とか、そういうものもあったのでしょうか。

倉持 撮影前は、フェイスパックを右尻、左尻にペンペンって貼ってましたね。お尻が顔みたいなものなので。