11月13日から国際大会「プレミア12」に挑む侍ジャパン。辞退者が続出し、数少ない大砲候補となったのが日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)だ。
今季は怪我で開幕一軍を逃したが、夏場から調子を上げ、89試合出場で規定打席未達ながら打率3割、15本塁打、51打点でシーズン終了。後半戦の活躍が評価され、井端弘和監督が追加招集を決めた。
清宮が調子を上げた一因が、昨オフから取り組んできた「肉体改造」だ。
「小学生のころには相撲をやっていたこともあるほど体格に恵まれていた清宮は、最盛期の体重が110キロ。高校の時には近くの定食屋で1キロの白米の上に焼き肉と目玉焼きを乗せて上からマヨネーズをぶっかけた“清宮丼”を愛食していたほどの大食漢でした」(スポーツ紙記者)
「東京〜仙台間で牛タン弁当を7箱も食べてるんだよ!? そりゃ痩せないよ!」
21年秋、就任したばかりの日ハム・新庄剛志監督が“スリム化”を指令。新庄監督はこう驚いていた。
「東京〜仙台間で牛タン弁当を7箱も食べてるんだよ!? そりゃ痩せないよ!」
一念発起した清宮は現在94キロ。実に16キロの減量に成功し、いまでは動きにキレも出るなど、減量の成果は大きい。頬のラインがすっきりし、ベルトにお腹が乗ることもない。では、そのダイエット方法はというと、
「朝の散歩だそうです。『朝食前に時速6キロで歩くと高い脂肪燃焼効果がある』とトレーナーから教えられて、毎朝のルーティンにしているようです。清宮は短いダッシュは良いものの、長い時間を黙々と走るのが大嫌い。『散歩』は走り込みを回避するための彼なりの妥協点だったのでしょう」(球団関係者)