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有楽町帝劇地下「都そば」の「春菊天そば」を忘れない
有楽町の帝劇地下2階の「都そば」が2024年10月31日に閉店した。帝劇ビルが隣の国際ビルとともに建て直しをすることが閉店の理由だ。長年、食べていた味なだけに残念であった。帝劇店では天ぷらは自家製。朝9時台に行けば、「春菊天」、「ごぼう天」、「かき揚げ」などをたくさん揚げていた。
つゆは鰹節の厚削りで出汁をとり、濃口醤油と薄口醤油で関東つゆと関西つゆを作っていた。麺は「むらめん」製の茹で麺を使用していた。華美な味は一切なく、毎日食べても飽きないタイプだった。ベテランの大姐さんは自由が丘駅にあった都そば系の店「田園」の時からお世話になっていた。これで東京近郊の「都そば」はなくなって、大阪界隈での営業となる。
他にも東京都千代田区外神田にあった「きぬそば」が2024年6月27日に閉店した。店主は「キッチン南海」からの独立で「カレーライス」が絶品だった。閉店した大衆そば店の皆様、今までおいしい一杯をありがとうございました。そしてお疲れ様。