生鮮食品から惣菜、デザートまで、150種以上の食材の冷凍法、うま味を逃さず解凍するコツ、冷凍ならではのおいしい食べ方などを紹介した本書。冷凍食品のパイオニアであるニチレイフーズが監修とあって、冷凍保存本の決定版と評判。
「私自身、食材を冷凍する際、ニチレイフーズさんのサイトをよく参考にしていたんです。たとえば生クリームなど『そもそも冷凍できるの?』と思うような食材に対しても、ホイップしてから冷凍すると使いやすいといった豆知識まで掲載されている。冷凍保存によって食の世界が広がり、生活が便利になることを実感し、書籍化を企画しました」(担当編集者の仲田恵理子さん)
自己流だと適当になりがちな保存期間も、冷凍食品メーカーが検証した情報が紹介されているため、信頼して活用できる。冷凍キャベツは汁物や炒め物にそのまま使えるなど、時間を短縮できる調理法も満載だ。
「物価高騰の波で食材費もかかる今、冷凍を無駄なく活用することで節約につながったという声を読者からたくさんいただいています。情報番組でも『食材高騰の折の救世主』とご紹介いただき、認知が広がりました」(仲田さん)
主な読者層は30代~50代だが、ひとり暮らしを始める子どもなど、若い世代へのプレゼント需要も高まっているという。