直前で全員ドタキャン、密室で2人きりにさせられ……
「飲み会の直前になって彼女と中居さんを除く全員が、なんとドタキャン。結局、密室で2人きりにさせられ、意に沿わない性的行為を受けた。『A氏に仕組まれた』と感じた彼女は、翌日、女性を含む3名のフジ幹部に“被害”を訴えているのです」(同前)
その頃、芸能関係者が利用するフジテレビ内の更衣室では、異様な光景が目撃されている。
「彼女が鍵のかかった個室に入った後、室内からすすり泣く声が漏れていた。人前では気丈に振る舞っていましたが、彼女のメンタルの不調は、誰が見ても明らかでした」(フジ関係者)
その出来事は、次第にX子さんの心身を蝕んでいく。精神疾患の症状が出て、入院を余儀なくされるのだ。
そして7月、ある人物がX子さんが入院している病院を訪れる。
「A氏が『中居さんからです』と見舞い品を持参したのです。彼女は『受け取ったら許すことになる』と、毅然と突き返しました。また治療を続ける中で、中居さんに責任を取ってもらおうと考えたのです」(同前)
「相手が相手だから」弁護士探しは難航
だが、弁護士の選定は難航を極めた。彼女は知人に対し、次のように当時の苦労を明かしている。
「最初は芸能関係に詳しい弁護士さんにお願いしようとしたんだけど、“加害者”の名前を告げると『相手が相手だから……』って断られてしまった。彼と争えば、芸能界で仕事が取れなくなると考えたのかな。弁護士探しは本当に大変だった。結局、病院経由で知り合った女性支援団体の方が『この人だったら女性の味方をしてくれるから』と女性弁護士を紹介してくれました。『芸能界の力に屈しないから』って」
一時期、X子さんは警察に被害の申告を行うことを考えたという。