〈あらすじ〉
ワシントン州の農場に生まれ育ったドニー(ノア・ジュプ)と兄ジョーは音楽デュオを結成。10代半ばで、父(ボー・ブリッジス)が敷地内に建てたスタジオで1枚のアルバムを完成させるも世間からは見向きもされず、夢が叶うことはなかった。
約30年後、ドニー(ケイシー・アフレック)は自分たちのアルバムが、コレクターの間で“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。再発盤がリリースされ、ツアーの話も舞い込み、ジョー(ウォルトン・ゴギンズ)と両親は大喜びだ。それを機に、ドニーは封印していた過去や感情と向き合い葛藤する。
〈解説〉
兄弟デュオ、ドニー&ジョー・エマーソンの実話を題材にした音楽映画。監督・脚本は『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のビル・ポーラッド。111分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆実話をもとにした映画だけあって、興行や暮らしの細部や人生の皮肉も描かれていて惹き込まれた。画面の清潔感にも。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★★☆常套句も混じるが、考えさせられる映画。「発掘」の惹起する喜びと悔恨。C・アフレックが屈託の多い役を乗りこなす。
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斎藤綾子(作家)
★★★☆☆メロディも歌詞も切なく楽しい。だが息子の夢に命を削る父親の愛は深すぎて怖い。本人達を知っていれば感動できる?
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森直人(映画評論家)
★★★★★琳琅珠玉。遅れてきた評価と表現者の魂の交差を軸に、カインとアベル型の物語を融和的な形で描く。役者が皆絶品だ。
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洞口依子(女優)
★★★★☆ケイシー・アフレックが放つ豊かで繊細な表現力は恐らく説明書を読んだだけで魅了させるだろう。幻の名盤の様な一作。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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