ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希(23)が2月6日、週刊文春の独占インタビューに応じた。この日は午前中からトレーニングに励み、午後には関係各所への挨拶回りを終え、晴れやかな表情で、192cmの偉丈夫が文藝春秋に姿を見せた。

 ここ2年、こうしたインタビューを一切受けてこなかったという誤解されがちな若者は、ドジャース移籍決断の経緯から高校時代の「あの日」のことまで、驚くほど率直に語り始めた。

インタビューに応じる佐々木朗希選手 ©鈴木七絵/文藝春秋

“出来レース”説は「まったく事実とは違います」

――今回のドジャース入りは、裏で最初から決まっていた“出来レース”なのではという声もありました。

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「はい、でもまったく事実とは違います。実際のところ、一番大事にしていたのは、公正、公平なプロセス。公平になるように、外部からの余計な情報はシャットダウンしたうえで、代理人(ジョエル・ウルフ氏)と話し合いながら、一つ一つ球団を吟味していきました」