「5人の方がいい」中居正広が進言
この采配はファンを大きく動揺させ、「5人のSexy Zone」を求める声は日ごとに高まりを見せました。結果、2015年には再び“5人”に戻ることとなったのです。完全体となった彼らは同年に『カラフル Eyes』をリリース。これを聴いたファンは「やっぱり5人でなくちゃ!」と胸をなで下ろしました。
余談ですが、3人と2人に分けられても「5人で活動したい」と思っていたメンバーの意を汲み、故ジャニー喜多川氏に「Sexy Zoneは5人のほうがいいと思う」と進言したのは、中居正広氏でした。
相次ぐメンバーの休止と卒業
その後、2018年に松島さんが突発性パニック障害の療養のため芸能活動を一時休止。松島さんは2020年8月に復帰するも、同年12月にはマリウスさんが体調不良のため活動を休止。2022年にグループからの卒業と芸能界引退を発表しました。
さらに、2024年3月には中島さんがソロ転向のため卒業し、グループは「Sexy Zone」から「timelesz」への改名と同時に、現在の3人体制となったのです。
5人から“3人と2人”、また5人、4人、そして3人へと、めまぐるしいメンバー構成の変化に翻弄されてきた歴史が、timeleszにはあります。
3人となり“解散”も視野に
ファンにもまた、メンバーの不在や卒業に向き合ってきた切なさがあります。
事務所の意向や体調不良でステージに立てないメンバーがいれば、MCで彼の話題を出したり、彼をイメージした演出をしたり。ファンが不在のメンバーのメンバーカラーのペンライトを灯すこともありました。timeleszとファンは、互いに支え合って歩んできたと言えるでしょう。
今までいたメンバーが「いなくなる」ことは、ときにグループの命に関わります。現に、3人になったtimeleszは「グループをたたむことも考えた」と語っています。
だからこそ、これまでの“失ってきた”運命からイニシアチブを取り返し、増員にドライブする勇気は賞賛に値します。
一方、ファンの心情はどう変化したのでしょうか?


