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「みじめな気持ちです」
上江も被告人質問の主尋問で反省の弁を述べた。
弁護人:裁判を受けている点についてどんな気持ちですか?
上江:みじめな気持ちです。
弁護人:あらためてメールの内容を見てどう思いますか?
上江:ひどい内容のメールでした。
弁護人:なぜあなたは被害者男性にメールを送ったのですか?
上江:私自身が別れられなくなって、巻き添えにして別れてしまおうと思いました。
弁護人:その後もメールを何度もしたのはなぜ?
上江:まったく相手にされずにいたので、不快感を持った。苛立ちを感じていた。
弁護人:被害者男性に返事をしてもらいたかったのですか?
上江:本当のことを男性に話しておきたかった。
弁護人:幾度となく被害者男性を中傷するメールを送りつけていますね。
上江:だんだん送りつけることにより、ストレス発散をしていました。被害者は新婚なのに大変傷つけてしまった。人として恥ずかしい。プレッシャーに負けて被害者をはけ口にしてしまった。
弁護人:今後、どのように生きていきますか?
上江:家族との時間を大事にしたい。仕事のことはまだ考えられない。
上江は幹也と明子に高額な示談金を支払い、懲役2年執行猶予3年の判決を言い渡されて釈放されたが、事件がきっかけとなって幹也と明子は別れてしまったという。
果たして上江は結果に満足しているだろうか。