いざ、実食です
早速食べてみる。
ピザを口に。あ、この感じ。普通のピザより少しスパイシーでカリカリしている。いろんな具材が入っているのが、味覚としても食感としても満足させる。
ポテトは太め。じゃがいもの味を感じられるタイプ。スパイシーなピザに対し、おだやかな味わいのバランスがいい。
見た目では「少ないかな?」と思ったが、全部食べると意外と腹にたまる。一人で気軽にピザを楽しみたいときにちょうどいいかもしれない。
狙いは「ピザを一人で気軽に食べられるものにする」こと
ピザBENTOの狙いは、ピザを一人で気軽に食べられる食事にする、ということである。もともと宅配ピザはパーティーやイベントのときに大人数で食べる「特別なもの」というイメージがあった。だから(Sサイズであっても)1枚が大きかったし、一人で気軽に注文する気にはならなかった。
ただ、特別な食事だけでは販路の拡大につながらないということで、導入したのが「ピザBENTO」だった。
しかも、日本の単身世帯の数は1990年代以降増え続けていて、2045年にはその割合が約44%にも及ぶといわれている。こうした未来のおひとりさま需要を満たすものとしても「ピザBENTO」は理にかなっているといえるのだ。
ピザBENTOはもともと「マイドミノ」という名前で、すでに売られていたメニューだった。ただ、より「一人で気軽に食べられる」ことをアピールするため、内容の一部を昨年から変更。コロナ禍以降の新生ドミノ肝煎りの商品である。
初のショッピングモール店舗はこんな感じ
で、もう一つドミノで新しく始まったことがある。
それが、ショッピングモールへの店舗の出店。実は今年の1月に初のショッピングモール出店を果たした。宅配でも持ち帰りでもなく、イートイン型店舗だ。これも気になる。ということで実際に行ってみた。
1店舗目が出店したのは、東京・有明にある「有明ガーデン」。2020年に誕生した、住友不動産による商業施設だ。
ここの2階がフードコートになっており、その一角に店舗型ドミノはある。いつもは外で見る「Domino's」の看板がフードコートにあると少し違和感があるが、メニューはどうだろうか。
見ると品数はかなり絞られており、ピザBENTOを中心としたラインナップ。先ほど述べた「一人で気軽に食べられるピザ」を店舗型ドミノも目指していることがわかる。




