義家族間での事件が多数報道されているように、義理の家族との付き合いが悩みの種となることは珍しくないことだ。ここでは義理の母、妹に不満を抱える人々の悩みを紹介。義実家との問題はどうすれば解決できるのか……。
「義妹に車を貸してあげて」義母からの無理難題
30代女性の繁田さん(仮名)は、義実家に帰省した際の出来事を次のように語る。
「義妹家族がテーマパークに行くとき、義母から『車を貸してあげてくれない?』と要求されたことです。普通に、電車で30分の距離ですよ?」
この要求に対し、繁田さんは困惑を隠せない。義母が勝手に話を進めていたことが判明し、最終的には義妹の夫が「電車で行きます」と断ったという。
このような経験は、繁田さんに限らず多くの人が共感できる問題かもしれない。家族という名の下に、無理な要求をされることは珍しくないのだ。
一方で、住宅事情をめぐる義理家族とのやりとりも、しばしば問題となるようだ。30代女性の内藤さん(仮名)は、自身の住宅購入をきっかけに義姉からのマウントが激しくなったと話す。
「都内で30坪ほどの建売住宅を買ってから、どんどんマウントが酷くなっているんです。長野でずっと暮らしてきた義姉にとって、『都内の狭い住宅に住む』という価値観は理解しがたいようで」
内藤さんの義姉は、義両親の援助を受けて長野に広い注文住宅を建てたという。そのため、都内で一般的な広さの建売住宅に住む内藤さん家族を見下すような態度を取るようになったのだ。
これらの事例からわかるのは、義理の家族との関係性において、「家族であること」を理由に無理な要求をされたり、価値観の違いからマウントを取られたりするケースが少なくないということだ。
しかし、こうした問題に対処する絶対的な正解はない。繁田さんのように、その場では曖昧に答えつつ、後から状況を説明して断るという方法もある。また、内藤さんのように、自分たちの価値観を貫きつつ、将来の介護の問題などを見据えて関係性を維持することも大切だろう。
義実家との関係は、一朝一夕には解決できない問題を含んでいる。しかし、こうした事例を知ることで、自分の状況を客観的に見つめ直すきっかけになるかもしれない。義理の家族との付き合い方に悩む人々にとって、これらの声は一つの参考になるのではないだろうか。
その他の事例は以下よりご覧ください。
8000万円で都内に30坪の建売を買ったことを義姉からバカにされています。向こうは義両親の援助で長野に広い注文住宅を建てていますが、別にマウントできる話じゃないですよね?
年に数回しか会わない間柄であっても、「過干渉」や「マウント」など、価値観のギャップに苦しめられている人も多いのではないか。ここでは、「夫の兄の妻」との関係に悩む30代女性の内藤さん(仮名)の相談を取り上げる。
息子は大企業に勤めているのに、月に2万円の小遣いしか渡されないそうです。奥さんは自分にばかりお金をかけ、新車のボルボで通勤。私からお金遣いを注意した方がいいですか?
いわゆる「姑」の立場から息子を案じる60代の本村さん(仮名)を紹介。どうやら「息子の妻の金遣い」に思うところがあるようだ。
実家暮らしの義兄が爆音の改造車に乗っていて、帰省するたび小3の息子がドライブに連れ回されています。将来のためにも、止めてもらった方がいいでしょうか?
おおむね良好な関係性を築けていても、家族ぐるみで付き合うなかで「ちょっと気になるところ」が出てくることは当然考えられる。40代女性の井上さん(仮名)が小学校3年生の息子を義実家に連れていくうえで、一つだけ気がかりな部分とは。
義実家に帰省中、テーマパークに行こうとする義妹家族に「車を貸してあげて」と義母から要求されました。電車で行けば30分ほどですし、貸すなんてありえないですよね?
連休中の帰省などでは、「義理の家族と車に乗り合わせる」といった状況も増えるもの。しかしその際、ちょっとした「車の扱い方」をめぐって、違和感や苛立ちが生じることもあるかもしれない。今回紹介するのは、そうした場面で不満を抱える30代女性の繁田さん(仮名)だ。
