〈あらすじ〉
1990年代半ば、オレゴン州。FBI捜査官リー・ハーカー(マイカ・モンロー)は経験の浅い若手ながら並外れた直感力を買われて、未解決事件の担当に抜擢される。ごく平凡な家族の父親が妻子を殺害後、自ら命を絶つという不可解な事件が過去30年間に10回も発生していたのだ。被害者家族には誕生日が“14日”の幼い娘がいて、現場には“ロングレッグス”の署名入り暗号文が残されているという共通点があった。
ハーカーはその暗号を解読し、徐々に事件の真相へ近づいていくが、やがて彼女の過去とロングレッグスに、意外な接点が浮かび上がる。
〈解説〉
ニコラス・ケイジがキャリア初の連続殺人鬼役に挑んだスリラー。『グレーテル&ヘンゼル』に続く、オズグッド・パーキンス脚本・監督作。101分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆清らかな雪景色の町に漂う妖気。N・ケイジの役が人形作家というのが意表を突いて面白い。冒頭の笑いや効果音、こわい。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆N・ケイジの怪演に肝を抜かれるが、それにおぶさった感がある。見る側にストレスをかけすぎる撮り方に首を傾げた。
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斎藤綾子(作家)
★★★☆☆母と娘の合わない視線、汚い部屋と整理が出来過ぎた部屋の光景、奇妙なロングレッグス、恐怖よりも謎解きの面白さ。
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森直人(映画評論家)
★★★☆☆起点は小ぶりサイズの『羊たちの沈黙』。全体は70年代ホラーの再解釈的な色合いが強い。ケイジの怪演にはもはや苦笑。
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洞口依子(女優)
★★★★☆レクター博士に並ぶ“見えない怖さ”を体感。視覚的にじわじわくる序盤から終盤。今後もN・ケイジから目が離せない!
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
配給:松竹
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ロングレッグス(米)
3月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
https://movies.shochiku.co.jp/longlegs/
