ーー今も空手はやっているんでしょうか。

堀江 中学3年生でやめてます。今はキックボクシングとピラティスとフィールサイクルをやっています。普通に体を動かすのが好きなので。

ーーちなみに瓦割りの瓦って1枚どのくらいの値段がするものなんですか。

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堀江 実はあれ高いんですよ。1枚の瓦が500円で、それを撮影する日は何度もやるので、5万円くらいかかっているんです。なので1か月に1回くらいしか挑戦できなくて。「割れた瓦がもったいない」という声もあるんですが、実はリサイクルの瓦を瓦割り用に使っているんです。だから、もったいなくはないんです。

ーー想像以上にお金がかかるんですね。怪我などはどうなんでしょうか。

©深野未季/文藝春秋

堀江 私が瓦を割っている「かわら割道場」はスタッフさんがきっちりされていて、道場なので厳しいルールがあり、少しでもおふざけな気持ちがあったらちゃんと注意してくれます。なので最初チャイナドレスでやると話した時はかなり心配されたんですが、瓦はちゃんと割れたので「真面目に向き合ってくれてありがとう」とは言ってくださってます。

ーー瓦割りって割れるポイントから少しでもずれるとだめだと聞きます。

堀江 中心線に綺麗に力を落とさないと全然割れないです。真ん中を打たず手前を打っちゃうと瓦が倒れてきて危険ですし、怪我しちゃったりします。足で割るのは特に難しいです。道場でやれば危険は少ないですが、素人の方がそのへんでやったら怪我します。

 道場でも「女性は瓦は5枚」と言われていて、私も最初は5枚から始めたんですが、割れたらすごく気持ちいいですよ。スカッとします。集中しないと、ダメなんです。ちょっとでも気が散ったり、お客さんの方がいるとちょっとぶれちゃいますね。

©深野未季/文藝春秋

ーーお客さんの前でもやっているんですか。

堀江 最近だと、アナウンサーとして司会をした後に瓦割りをしてほしいという依頼が結構あります。司会者が実は瓦割りができるというギャップが面白いみたいで、企業のカンファレンスでも瓦を割っています(笑)。その企業さんの動画の再生回数はやっぱり上がるので。