「女子アナなんだから原稿読んでろ」と…

ーー堀江さんの瓦割りはエンターテインメントとしても素晴らしいのですが、先日SNSで「女子アナなんだから原稿読んでろ」という暴言も吐かれていました。どう感じましたか。

堀江 コメントを目にしたときは驚きました。同時に、そうした固定観念がまだ根強くあるのだと気づかされました。アナウンサーという仕事は、言葉を通じて情報を伝える役割がありますが、私は「伝える」ということを、もっと広い視点で捉えたいと思っています。

©深野未季/文藝春秋

 瓦割りもその一つです。「女子アナだからこうあるべき」といった枠組みを超え、もっと自由に、自分らしく、そして誰かの背中を押せる存在でありたい。だからこそ、こういった声をいただくたびに「自分の信じる道を貫こう」と強く思います。

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ーーそれこそチャイナ服を着て、瓦を割っているのも堀江さんらしさです。

堀江 私、ふくらはぎもすごいコンプレックスだったんです。筋肉質で足が太くて、中学生の頃は「ししゃも足」と言われて、それを理由にいじめられてもいて。でも今となってはコンプレックスだった足をさらけ出すことで武器にして、ありのままの自分を出していいんだよって伝えていきたいなと思っています。

©深野未季/文藝春秋

ーー今後、こういう動画を出したいという構想はありますか。

堀江 瓦を割った最高の枚数が、かかと落としで割った16枚なんです。近々20段の最高記録に挑戦したいなと思っています。

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