35歳差の夫婦が体外受精を経て女児を授かった。69歳の夫・塩崎裕さんにとって、37年ぶりの子育てだが、実質的には初めての経験となった。
「『しんどいな』『キツイな』とはまったく思わない」
塩崎裕さん(69)と黄潤雅さん(34)夫婦は、10回の人工授精の失敗と顕微授精を経て、昨年5月に女児を授かった。裕さんには前のパートナーとの間に30代の娘がいるが、今回の子育ては実質的に初めての経験だという。
「37年前だとフリーランスの人でも『子育ては母がやるもの』『子育ては妻の領域』みたいなイメージを抱いてたんですよ」と潤雅さんは語る。
今回の子育てについて裕さんは、「担ぐのが大変とか、目が悪くなってきたとかあるけど、『しんどいな』『キツイな』とはまったく思わないですね。自分の子供の面倒を見るのって喜びなので、そういう考えにはならない」と語る。
年齢差についてSNSでは心ない声を受けることもあるという。TikTokでは「うわ、生まれてくる子かわいそう」「介護、大変やね」といったコメントも寄せられるという。しかし潤雅さんは「介護すらも楽しみながらやりたい」と前向きだ。
裕さんの年齢を考慮し、夫婦2人で終活も始めている。潤雅さんは「塩さんには『死んだらどうしてほいかっていうのは、全部書き出しておいてや』とは言ってあるんですけど。でも、私が先に死ぬかもしれへん。いつ、どっちがどうなるかわからへんので、2人一緒に終活してるって感じ」と、日々の子育ての詳細を記録している。
35歳差の夫婦の子育ては、互いを思いやり、前を向いて歩む姿勢が、彼らの家族の絆を強くしているようだ。
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このインタビューの全文は、「〈35歳差夫婦〉ママ友から「おじいさんですか?」と…68歳で父親になった男性が明かす、34歳の妻との“育児観の違い”」、「SNSで「片方が年取ってたら、まともな子は産まれない」と…35歳差夫婦が語る、産後の周囲の反応と2人目をめぐる夫婦の攻防」または、以下のリンクからお読みいただけます。
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〈35歳差夫婦〉ママ友から「おじいさんですか?」と…68歳で父親になった男性が明かす、34歳の妻との“育児観の違い”
10回の人工授精の失敗と顕微授精を経て、2023年5月に女児が誕生したふたりに、出産時の様子、産婦人科ではなく助産院での出産を選んだ理由、35歳差から生じる育児観の違いなどについて、話を聞いた。
SNSで「片方が年取ってたら、まともな子は産まれない」と…35歳差夫婦が語る、産後の周囲の反応と2人目をめぐる夫婦の攻防
10回の人工授精の失敗と顕微授精を経て、2023年5月に女児が誕生したふたりに、出産時の様子、産婦人科ではなく助産院での出産を選んだ理由、35歳差から生じる育児観の違いなどについて、話を聞いた。

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