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植田:まだちっちゃくて、ちゃんとしゃべれへんけど、来るたびに目を開けて見てくれたりする。今回、被害者の親御さんの立場も、ちょっとは近くの立場になって考えられるようになった。
「もう電車には乗りません」
検察官の反対質問には次のように答えた。
検察官:出所後はどんな仕事をするつもり?
植田:車の運転か機械系の仕事をやっていきたい。
検察官:もう電車には乗りませんか?
植田:乗りません。タクシーか身内の車に乗せてもらう。
検察官:ダルクは行かないということですが…。
植田:自助グループに行って、週1回を1カ月でも2カ月でも続けるつもり。そういうことを考えています。
最後に裁判官からも質問があった。
裁判官:事故の影響より、あなた自身の性格についてはどう思う?
植田:自分としてはどっちもやろなと。事故の影響、薬物をやってきたことの影響もあるでしょうし、多少なりとも自分でも足りんところはあると思う。
植田は最終意見陳述で次のように述べた。