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「今さら何か言うても、信じてもらえへんと思うけど、被害者やその親御さん、身内の方だけじゃなく、一般社会の人々にもごっつ心配かけ、迷惑かけ、悪いことしたと思っています。不服は申し立てんと、受刑生活も行って、薬物や性犯罪教育も受けて、毎日反省して過ごしていきたい。出所後は精神科へ行って、薬で抑えて、性依存の自助グループにも行って、変えられる部分は変えていきたい。申し訳ありませんでした」
植田の妻は情状証人として出廷したが、「夫をどう監督していいか分からない」などと述べた。
男にくだされた罰は…
裁判所は「人目を恐れない犯行で、大胆かつ卑劣極まりない。何の落ち度もない被害者の精神的苦痛は膨大で、日常生活に支障をきたし、苦しんでいる。電車内で女性を暴行するという常軌を逸した犯行が、乗客や鉄道関係者に与えた影響は重大。自己抑制力の乏しさは極めて深刻な域に達していると判断せざるを得ない。公共交通機関であってはならず、厳罰で臨むしかない」として、植田に懲役18年を言い渡した(植田は控訴したが、棄却されて刑が確定した)。
植田が出所したとき、18歳になっているはずの娘は、父親と何を話すのだろうか。ちなみに植田には「まったく会っていない」という婚外子が2人いる。

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