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複数の愛人女性が入れ替わりで見舞いにくる生活…
「読者ですが、あの横井英樹が神奈川県足柄の東海大学病院に入院しているんです。複数の愛人らしき女が毎日入れ替わりで見舞いに来ています。あんな悪いヤツ、記事にしてください」というタレコミだ。
早速、編集者と出かけた。受付を通さず、一般見舞客を装い、一階売店付近で待った。待つこと5時間、ガウンを着た横井氏が二人の女性を従えてやってきた。私は柱の影から二度シャッターを切った。気付かれなかった。
次は直撃だ。「横井さん体調はいかがですか?」と声をかけたとたん、傍にいた愛人Aさんが「止めてください!」と金切声を上げ、横井氏の前に立ちふさがった。
横井氏は病人とは思えないほどの俊足で近くのドアを開け、階段を転ぶように下って行った。立ちふさがる愛人の悲鳴と怒号、追う記者と私。院内は騒然となった。