注目の極幅そばの「月見そば」登場…すごい幅だ…

 そこで、注目が寄せられている極幅そばも食べてみることにした。温かいそばがおススメだというので、温玉を使った「月見そば」を追加注文した。しばし待ち、番号が呼ばれたので取りに行く。そのビジュアルがまたすごかった。

 ひもかわかと思うほど、幅は1cmはあるだろう。箸が3本は並ぶ程だ。厚さは平打そばと同じだ。こんなそばは最近みていない。西浅草にある「手打蕎麦 おざわ」の「太打ちそば」以来だ。

極幅そばの「月見そば」

 まずつゆをひとくち。1889年創業の三重県桑名でつくられた本醸造の醤油を使用している。この醤油に、かつお、日高昆布のダシをあわせた自然な味わいのうまいつゆだ。化学調味料、着色料、甘味料不使用だとか。

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 じっくりとつゆにそばを泳がせて食べてみた。これはツルツルと啜るそばではない。ワシワシと噛みしめて食べるそばだ。これはすごいインパクトだ。

 そして見た目にはそれほど多くないのだが、実はそばの量がすごく多い。ワシワシと食べてつゆをのみ、またワシワシと食べる。

 煮込みそばにして食べてもうまいに違いない。フィットチーネみたいにオリーブオイルやパンチェッタなどとあえてもうまそうだ。外をみれば穏やかな風景が広がっている。いやはや、2杯食べて腹が膨れて大変だ。

ワシワシと音がしそうな極幅そばだ
外は穏やかな世界、店内では筆者がワシワシと格闘中

 翌週、「かき揚げ細うどん」も食べてみたのだが、こちらはしっとりと落ち着いた食感でつゆのうまさがダイレクトに伝わってくる。

「かき揚げ細うどん」はつゆのうまさがたまらない

 しみじみうまい。