2024年12月25日、横浜駅東口の地下商店街「横浜ポルタ」に「えきめんや横浜ポルタ店」がオープンした。
その場所は2024年9月まで古参人気店「麺房八角」があったところ。閉店後にはどんな店が入るのか話題となっていたのだ。
駅から飛び出した「えきめんや」
そして、「えきめんや」は京急ロイヤルフーズ株式会社が経営する駅そばチェーン店で、11店舗を展開する。
今回初めて駅施設や駅構内を飛び出し人気地下街の横浜ポルタにオープンすることになったわけである。
「えきめんや横浜ポルタ店」は人気そば店の跡地でいかに違いをアピールできるのか、駅そばから一般施設での営業をするためにどんな工夫が施されたのかを訪問して調査してみることにした。
2月に入って厳冬の週末の昼下がり、横浜駅東口に降り立った。40年以上前からよく遊んでいたエリアで馴染みのある場所ではあるが、いつ来ても圧倒的な人波にめまいがしそうだ。
エスカレーターを降りてまっすぐ行けば「横浜そごう」だ。そこを右方向に歩いていく。レストラン街が広がっており、どこもすごい行列だ。しばらく進んで通路を左折すると、前方右側に「えきめんや横浜ポルタ店」がみえてきた。こちらも数人の行列ができている。
店は11席で明るく清潔感があるオープンキッチン
店の外観は以前より明るくすでに周辺に馴染んでいる。店内はL字のカウンターと通路に面した席をあわせて11席のお店だ。とても明るく清潔感がある。カウンターは白木の木目調で席の後ろには荷物入れが用意されている。
駅構内にある「えきめんや」とは客層がずいぶん違う。カップル、親子、婦人1名、近隣の仕事中の男性2組と来客者は多彩だ。買物に来たついでに昼ごはんを食べに来ている。
そば屋では珍しいオープンキッチンで、調理の動きが一目でわかる。訪問時、店員さんはすべて女性で落ち着いた雰囲気だ。麺茹で専門の釜前さん、天ぷらを揚げたりかつ丼などのごはんものを調理する中台さん、客前で注文を聞き、提供している花番さん。
そして店長さんとうまい具合に役割分担されている。接客は対面で混雑時の注文もうまくさばいている。
さて、メニューをみてみよう。