――ライバーは接客業に近いんですね。最高でひと月でどれくらい稼いだんですか?
あきぴ ひと月で200万円くらいですね。ちょうどコロナでライブ配信がバブルの頃で、キャバクラに行っていた人たちが外に出かけられないから配信でお金を投げてたんですよ。今は10万円とかくらいです(笑)。
そうやって配信を続ける中で、RIZINガールオーディションのお知らせがあって。17LIVEからエントリーできるということでエントリーしました。
RIZINガールになれたけど無理なダイエットで死にかけた
――応募するということは、そもそも格闘技には興味はあったんですか?
あきぴ 父が昔からプロレスとか格闘技を見てたんです。山本KID徳郁選手とか、魔裟斗選手がかっこいいなぐらいでした。
RIZINガールに応募した頃も朝倉未来選手とか有名な選手は知っていましたけど、全然詳しくは知らなくて。それで17LIVEでのオーディションで1位になって、RIZINガールになれた感じです。
――RIZINガールはレースクイーンとかがなるイメージなので、お子さんがいるあきぴさんが入ったのには当時驚きました。ダイエットも相当したそうですね。
あきぴ オーディションに参加してる時点では、十数キロは痩せましたね。味噌汁だけの日を作ったり、ほぼ何も食べなくて。あとは美容外科で、脂肪を冷却して足を細くする施術もやりました。
でも、ダイエットによる栄養失調とストレスで耳が聞こえなくなっちゃったんですよ。体に湿疹が出たりとかいろんな症状が出てしまって。
実はRIZINガールデビューの時も、会場で全く耳が聞こえなくなっちゃって、意識朦朧としていて。本当にもう死にかけちゃっていました。
選手のことを理解したくて自分も格闘技をやろうと
――危険なダイエットだったんですね。
あきぴ でも、これじゃ確かに痩せているかもしれないけれど、綺麗じゃないなと思って。
レースクイーンさんたちって、もともと骨格自体が綺麗で細いんですよ。でも私は違って、どう頑張ってもそうはなれない。この人たちを目指しても、ダメだと。
それじゃ私がRIZINを盛り上げるためにできることはなんだろうって考えた時に、選手の皆さんのことを一番理解できるRIZINガールになろうと思って。
リングって限られた人しか上がれないのに、そこに上がらせてもらうのに、格闘技を何も知らないのはあまりにも失礼。選手の大変さを理解した上で上がるべきだと考えて、そのために自分で格闘技をやろうとジムに通い始めました。


