「メイクで顔を変えるしかない」どのようにメイクを研究していったのか?
――反対されて整形を諦めた後、よりメイクの研究に没頭していったそうですね。
ろるどーる 当時は、「もう、私が生きていくためにはメイクで顔を変えるしかない」と思っていたんです。整形は反対されたし、でもこの顔のまま生きていくのも嫌だと思っていたから、必死でした。
今振り返ると、本当に病的だったんですけど、スマホのカメラで、あらゆる方向から自分の顔写真を撮って、「ここが気に入らないな」って部分を見つけては「なんで気に入らないんだろう」「どうすればよく見えるんだろう」とひたすら考えていました。
――具体的に、どんな分析をしていたのですか?
ろるどーる 例えば、目の大きい人は、眼球に光が反射して、より立体的に目がくっきりして見えるんです。それが、より一層かわいさを引き立てます。
でも私は目が小さくて眼球が少し奥まっているので、目に光が入りにくい。どうすれば目に光が入るようにできるか、まずは自分の目の形を何度も何度も絵に描いて、光の入り方を研究しました。
光の入り方が分かったら、次はカラコン選びです。カラコンだけ、20種類は試したと思います。その結果、縁が黒くて真ん中が明るいデザインのものが、私の目に合うなってわかりました。
――まさに研究ですね……!
ろるどーる カラコン選びと並行して、アイメイクもすごく研究しました。細い一重の目を、丸くて大きく見せるにはどうしたらいいんだろうって。
特にこだわったのは、つけまつ毛です。今はいろんな種類のつけまつ毛がありますが、当時のつけまつ毛は、一番長い部分が目尻に来るデザインが多かったんです。でもそれだと、私の目につけるとつり目っぽく見えてしまう。
それはそれでかっこいいのですが、私の好みは丸くてタレ目気味のかわいい目。そう見えるように、既製品をハサミでカットして、一番長い部分が黒目の真ん中に来るようにしていたんです。1mm単位で微調整して使っていました。
写真提供=ろるどーるさん
