単純なことのようですが、実はこういった習慣は、とても大きな助けとなってくれるのです。

書籍の整理術も、新しい時代に突入

本なども捨てるべきか否か、迷う方が多いのではないでしょうか。

ひと昔前までは「本はできるだけ取っておく、雑誌は古くなったら捨てる」といった明確な基準で整理していたという方が多いでしょう。

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しかし最近では本、つまり「ブック」と、雑誌、つまり「マガジン」のいいところを掛け合わせた「ムック本」という形態の書籍が多数登場して、書店などでもムック本が所狭しと並んでいるのを見かけます。

つまり、形は雑誌のように見えるけれど、内容はあるテーマに特化して深く掘り下げる書籍に匹敵する充実度を特徴とした出版形態なのです。

比較的安価で手軽に買えて、大判で読みやすく、かつ専門性も高いという利点を有するこのムック本はとても重宝します。

だからこそ、雑誌のように捨ててよいのか、保管しておくべきなのかの判断がとても難しいという声も。残しておくにはサイズが大きいため、場所をふさいでしまうと感じている人も少なくないようです。書籍の整理術も、新しい時代に突入しているのかもしれません。

そこで私は、本棚のなかを、書籍の「形態」にこだわらず、たとえば薬剤のガイドブックや病気の診断基準をまとめた本など「いつも手元にないと心配になるくらいよく調べる本」と、「いつか時間ができたら読みたい本」にコーナー分けすることにしました。

新書、文庫、ムック本、あるいはこれだけは永久保存版だと思う雑誌と、種類はさまざまですが、だいたいの大きさ順で並べておけば見た目もスッキリしますし、これで特別不便さを感じたことはありません。

急いでいるときには本棚の左半分を、時間ができてゆっくり読書したいときには右半分を探せばいいので、必要な本を見つけるのがとてもラクになりました。

私の「これだけは捨てられない本」

また「読了した本」で、「何度でも読みたい本」は本棚の奥のほうのコーナーに収め、「たぶん読み返すことはないけれど、捨てたくない本」は段ボール箱に入れて、押入れにしまっています。