――「31世紀から来たロックスター」から「宇宙海賊」へと辿り着いた経緯は?

ゴー☆ジャス 試行錯誤があって、これは4キャラ目なんです。でも、宇宙海賊が一番分かりやすいし、キャラ立ちもしてる。で、キャプテンハーロックとか宇宙海賊っていうもの自体がコンテンツとして既にあるから。僕もそれに乗っかったというか。だから、宇宙海賊について質問してくる人はいないんですよ。

――「宇宙海賊って何ですか?」とは聞かれない。

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ゴー☆ジャス 「何ですか?」とかはないんですよ。暗黙の了解として、そこは誰も責めない。だから、世の中って優しいなと思います。そこを詰めてこないから。

――たぶんご自身も優しさをいっぱい与えていたと思うんですけど、人からの優しさもいっぱい受けている。

ゴー☆ジャス そうですね。僕にきつく当たる人はそんなにいないですし。僕も詰め寄らないし。だから、うれしい。宇宙海賊は全然うれしい。

★が「今日、ちょっと歪んじゃったな」と思っても、誰も何も言わない

――今日もですけど、いつも星の線が非常にシャープですよね。定規みたいなものを使ってメイクされているんですか?

 

ゴー☆ジャス いや、フリーハンドで。ちょっとズレたら描き足して。もうプロ。星を描くプロになりますね。

――すごくきれいです。

ゴー☆ジャス 今日もまた特別な感じで描きましたから。でも、ちょっと歪んでいても世間は気づかないんですよ。「今日、ちょっと歪んじゃったな」と思ってステージに出ても、誰も何も言わない。別にそこじゃないんだろうなって。

――なるほど。

ゴー☆ジャス こういうフォルム、このフォルムで楽しんでいただいている。

ゴー☆ジャスに会える営業イベントをせっせと告知

――そういうフォルムを作ったら勝ちですね。

ゴー☆ジャス 勝ちです。でもフォルムに溺れちゃいけないとも思う。最初の話に戻りますが、ブレイクしてないからこそ、僕はSNSをしっかりやらないといけないと痛感して。昔、お笑いブームが終わった頃ウルトラセブンと営業に行ったんですよ。

――……ウルトラセブンと営業?

ゴー☆ジャス ウルトラセブンとハウジングプラザの営業に行った時に、人が全然集まらなくて。お笑いブーム本当に終わった、と思いました。その時に、ちょっとジーンときちゃって。「ちゃんと告知しないとダメなんだ」って。売れてる人ならお客さんは黙ってても来る。でも、僕は売れてないんだって。すぐ自分の予定を調べて、ゴー☆ジャスが出るイベントがあったら事務所よりも先にピックアップして、「これ出ます」って告知。会えるイベントを全部まとめてXの冒頭に貼るとか。

――すごすぎる。

ゴー☆ジャス でも、やっぱりそれをやらないと、ほとんどの人が知らないんです。「やってたなら行ったのに」っていう人がいるんだとしたら、全部発表していかないと。エゴサーチというか仕事サーチはもちろん、こっちからいろいろ仕掛けないと終わっていっちゃう。